大峰シェイクスピア
期間 | 2019/01/27 |
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メンバー | 崎間、今岡、有香 |
カテゴリ | アイスクライミング |
ルート | ・リア王 |
行程 |
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詳細
今年は氷結の具合が良くないという大峰。先週も予定していたものの、とても登れなさそうだったので見送り、今週に期待をかけて訪問した。川上村役場周辺の通行止めで出鼻をくじかれたものの、10:20にシェイクスピア氷柱群に到着。マクベスとリア王は登れる状態だ。ハムレットは下までつながっておらず残念ながら登れない。先着の外国人2人パーティーはマクベスに取り付くようだ。我々はリア王に狙いを定める。
崎間リードでスタートするも、出だしの垂直パートで早くもアックステンション。そこから怖いトラバースをこなし、上部の垂直部分もフィフィ頼りのエイドクライミングでなんとかトップアウト。墜落しないよう安全を確保できたので、少しは成長したかな。ロアーダウンで降りると1時間が経過していた。両腕が激パンプ。ビレイありがとうございました。
次は今岡さんがスクリューセットされた状態でリードする。5.12を登る今岡さんはアイスクライミングへの適応力も素晴らしく、テンションなしでトップアウト。フリークライミングはやはり全てのクライミングの基礎だなと改めて思う。有香さんは落氷によって若干負傷しながらも果敢にトライするナイスガッツ。
トップロープ含めて1人2回ずつリア王を登り、夕暮れも迫ってきたので下山とする。本日は氷瀑鑑賞を目的に訪れた登山者は多くいたものの、クライマーは我々の他には外国人2人のみで、彼らも13時には撤収し、ほぼ貸切り状態だった。氷のボリュームが少ないことで垂直パートが長く、氷も硬くて、難しかったけれどとても登り甲斐のあるコンディションだったと思う。
備忘録
- 川上村役場の北のトンネル(国道169号線 高原トンネル(迫地内))が全面通行止めとなっている。復旧時期は未定。対岸道路が迂回路。
- リア王はロープスケール35m程で、60mロープでぎりぎりロアーダウン可能。リード時に使用したスクリューは10本。終了点は灌木に残置スリングとカラビナあり。氷を抜けてから灌木までが微妙に悪い。
文章:崎間