雪彦山 ニッチモ、サッチモ
期間 | 2019年6月1日 |
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メンバー | 崎間(L、記)、椿尾 |
カテゴリ | アルパイン無雪期 |
ルート | ニッチモ (4p 5.10d)、サッチモ (3p 5.10c) |
行程 | 07:10 福崎駅(集合) 08:00 賀野神社 08:30 ニッチモ取付き 11:45 サッチモ取付き 13:30 大天井岳 14:10 賀野神社 15:00 福崎駅(解散) |
詳細
再来週に予定している南アルプスでのクライミングに向けた調整のため、雪彦山においてナチュラルプロテクションを多用するルートであるニッチモとサッチモを訪れた。
(1) ニッチモ
1p目はいきなり核心の5.10dである。椿尾さんリードで、幸先よくオンサイトでの幕開け。かくいう僕は荷物を背負ってのフォローでは出だしの前傾壁がしんどくて、A0交えての登りとなる。2p目は5.6、崎間リード。簡単ではあるがボルトがないので緊張する。3p目は5.10c、椿尾さんリード。後半のトラバース部分が核心だろうか。ボルトに守られている安心感あり。4p目は5.10aで人工壁のようなガバホールドだらけの薄被りを崎間リードで登り、ほどなくして三峰の頭に立つ。ここで11時過ぎ。小休止。
(2) サッチモ
1p目は5.10b。椿尾さんのリード。出だしは雪彦山特有の逆層、しかも苔むしている。ボルトルートかと思いきやカムを適切に使わなければランナウトを避けられないミニマムボルト。2p目は5.10cで崎間のリード。クラックというか単なる溝にオフセットマスターカム黄/橙を決めて、核心のハングをなんとか突破。終了点に近づくにつれ徐々に傾斜が落ち爽快なクライミングを楽しむ。3p目、5.6、椿尾さんリード。ほぼノープロテクションで40mくらいの長いルート。
不行岳まで一登りし、相変わらず怖いコルを抜け、大天井岳で一休み。山頂に至るマルチピッチクライミングというのは、やはり充実感を感じる。登山の一環としてクライミングできたことに対する自己満足だろうか。
感想
僕は2016年以来2回目の訪問となりました。雪彦山で一番好きなルートかも知れません。僕の好みなど誰も気にしないでしょうけれど、あえて言わせていただくなら、サッチモ(3p 5.10c)の方が短いながらも各ピッチが変化に富んでいて、面白いように思います。
使用ギア
ロープ:60mシングル、クイックドロー:12セット(アルパインクイックドロー含む)、マスターカム:青、黄、黄/橙、リンクカム:緑、キャメロット:#1
文章:崎間